2016.02.26 (金)
第20回 平成22年度 坂井時忠音楽賞 受賞者
第20回(平成22年度)受賞者
岡田 将さん
確かな技巧と美しい音色を持つピアニストとして、多くの聴衆を魅了してこられました。
また、従来のイメージにとらわれない自在な表現力で県下のリサイタルなどで着実な歩みを遂げておられます。
【プロフィール】
福岡県出身。桐朋女子高等学校(男女共学)音楽科に在学中の92年、第61回日本音楽コンクール第1位入賞。併せて野村賞、E・ナカミチ賞を受賞。翌年、同校を首席で卒業し、オーストリア国立ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院に、95年ベルリン国立芸術大学に留学し研鑽を積む。99年にはオランダの第5回リスト国際ピアノコンクールにおいて日本人初の優勝を果たすなど数々の輝かしいコンクール受賞歴を持つ。
04年にはリスト作品のみを収録したデビューCDをリリースし、好評を博す。同年12月に行われたオール・リスト・プログラムのリサイタルでは、圧倒的なスケール感と緻密な構成力を持った演奏を高く評価され、大きな反響を呼んだ。
2007年帰国。同年より神戸女学院専任講師として後進の指導にあたるかたわら、全国各地で積極的に演奏活動を展開。近年は関西地区のリサイタルも多く08年、10年には、神戸新聞松方ホールにて開催された「ベートーヴェン 男のソナタ」、「生誕200年ショパンシリーズ」のソリストにも選ばれている。02年第12回出光賞受賞。03年第29回日本ショパン協会賞受賞。