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展覧会特別鑑賞講座 兵庫県立美術館 企画展「1995⇔2025 30年目のわたしたち」1/23(木)受講生募集中! 

兵庫県立美術館 企画展「1995⇔2025 30年目のわたしたち」

 展覧会特別鑑賞講座は、講義と鑑賞をセットにした講座です。
 今回は、兵庫県立美術館による阪神・淡路大震災から30年にちなんだ企画展「1995⇄2025 30年目のわたしたち」について、学芸員が見どころについて解説します。担当学芸員だからこそ知るエピソードや鑑賞ポイントを聞いた後、展覧会を鑑賞し、より深く作品を楽しみましょう。

本展のみどころ

阪神・淡路大震災から30年を迎えるに際し、6組7名のアーティスト(國府理、束芋、田村友一郎、森山未來・梅田哲也、やなぎみわ、米田知子)によるグループ展を開催します。
1995年1月17日の震災では、兵庫県立美術館の前身である兵庫県立近代美術館(1970-2001)も建物や収蔵品に被害を受けました。同館を引き継(ぎ、2002年に震災復興の文化的シンボルとして開館した当館では、これまでも震災後の節目の年に関連展示を開催してきましたが、今回が初めての特別展会場での自主企画展となります。
1995年から2025年までの30年の間に、アメリカ同時多発テロ(2001年)、東日本大震災(2011年)、ロシア軍によるウクライナ侵攻(2022年)、そしてイスラエルとハマスの軍事衝突(2023年)、能登半島地震(2024年)と、世界は多くの自然災害や紛争に見舞われてきました。明るい未来を想像することはますます困難な状況となっていますが、そのような時代に求められる希望とは――。
簡単には答えの出ないこの問いを、それでも、あるいはだからこそ考え続けるための、ひとつの場となることを目指し、本展を開催します。アーティストとその作品、何らかの出来事と、それらと出会うみなさんが展覧会という場につかのま集うこと。言い換えれば、今それぞれに生きる「わたしたち」こそ「希望」の出発点にほかならない、そのような思いを展覧会名に込めています。

参考:束芋《dolefullhouse》
2007年 兵庫県立美術館蔵
©Tabaimo/Courtesy of Gallery Koyanagi
米田知子《震源地、淡路島》
1995年 国立国際美術館蔵
©Tomoko Yoneda/Courtesy of ShugoArts
日 時令和7年1月23日(木)10時30分~12時
場 所兵庫県立美術館レクチャールーム
講 師小林 公(兵庫県立美術館学芸員)
【受講料】  一般 1,600円(1,400円)  70歳以上800円(700円)
コレクション展とのセット割引き(芸術の館友の会会員は、コレクション展の観覧料は無料)
一般 1,900円(1,700円)  70歳以上950円(850円)
※( )内は当協会友の会会員料金
★70歳以上の方で割引希望の場合、講座当日に年齢確認できるもの(健康保健証など)をご提示ください。
展覧会の観覧料は受講料に含まれています
講座終了後に展覧会を鑑賞します。講座前の鑑賞には別途チケットが必要となります。
定 員40人
【その他】募集チラシはこちら(準備中)
兵庫県立美術館ホームページはこちら

この講座に関するお申込み・お問い合わせ

公益財団法人兵庫県芸術文化協会 文化振興部 事業第2課
兵庫県生活文化大学短期講座 展覧会特別鑑賞講座担当
〒650-0011 神戸市中央区下山手通4-16-3 兵庫県民会館6階
TEL:078-321-2002 / FAX:078-321-2139
Eメール:seibun@hyogo-arts.or.jp