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第29回 令和元年度 坂井時忠音楽賞 受賞者

第29回(令和元年度)受賞者

冨田 一樹 さん
Kazuki Tomita

オルガニストとしては非常に珍しく足のテンポに引きずられることのない正確なテクニックを有するだけではなく、聞き手に強く語りかけてくる豊かな音楽性により、国内外のオルガンのレベルの底上げに貢献している。楽器の特性上、演奏機会の少ないオルガン分野において、オルガンの新たな魅力を広げており、今後ますますの活躍を期待している。

(オルガン/大阪府)

【プロフィール】
大阪音楽大学音楽学部音楽学科パイプオルガン専攻を首席で卒業後、ドイツリューベック音楽大学大学院オルガン科修士課程修了。2016年にバッハ国際コンクールのオルガン部門で日本人初の1位を受賞したことは、MBSドキュメンタリー番組「情熱大陸」で大きく取り上げられた。
2020年1月18日には日本を代表するソプラノ歌手森麻季氏と宝塚ベガ・ホールで共演。宝塚ベガ・ホールをはじめ神戸栄光協会、甲南女子大学、神戸松陰女子大学、パルナソスホールなどで演奏活動を展開し、県内のオルガン設置施設の存在意義を高めている。

■主な受賞歴

2016年ドイツ-ライプツィヒ第20回バッハ国際コンクールオルガン部門第1位と聴衆賞を受賞
2016年大阪府摂津市教育文化功労賞受賞。
2017年音楽クリティック・クラブ賞(奨励賞)受賞
2017年第35回咲くやこの花賞受賞