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第21回 平成24年度 亀高文子記念―赤艸社賞 受賞者

第21回(平成24年度)受賞者

河本 和子
(こうもと かずこ)さん

河本和子氏は40年余の画歴、20回以上の個展歴を持ちながら、これまで賞には無縁でした。95(平成7)年の阪神淡路大震災では自らも被災。全壊したアトリエから救い出した100号のキャンバスをもとに《少女の居た街》を制作。描かれた少女たちに12歳の時、中国から引き上げてきた自身の人生を重ね合わせたに違いありません。本年、その作品が神戸ゆかりの美術館に収蔵され、新収蔵品展で公開されており、更なる発展が期待されます。

(光風会会員/神戸市)

【プロフィール】
1932年東京生まれ
66年より兵庫光風会所属。69年兵庫光風会展で神戸市長賞受賞、70年第56回光風会展初入選、71年第57回光風会展でマツダ賞受賞、73年第6回日展初入選。以降、第7回、第10回、第13回、第14回、第18回、第20回、第24回に入選。

■主な展覧会

81年、83年、85年、90年、兵庫県立近代美術館招待出品。
神戸国際会館、東京銀座薔薇画廊、神戸三越ギャラリー、神戸海文堂ギャラリー(82年~99年)、ギャラリー島田(01年~)などで個展を開催。

2013年3月31日まで神戸ゆかりの美術館にて開催中の企画展示「BLUE神戸の抽象画 新収蔵・中右瑛、西村元三朗を中心に」に河本さんの「少女の居た街」が出展されています。
開館時間10時~18時(入館は閉館の30分前まで)、水曜日休館(3月20日(水・祝)は開館。翌21日休館。入場料はおとな200円、小中高・65歳以上100円。

少女の居た街