兵庫県立ピッコロ劇団第53回公演「当世極楽気質」

作=長田 育恵(てがみ座) 演出=上村 聡史(文学座)

 
   
ピッコロ劇団第53回公演は、今もっとも注目を集めている劇作家・長田育恵と気鋭の若手演出家・上村聡史が、初めて組んで、初顔合わせのピッコロ劇団の俳優と共に舞台を創りあげます。
作者の長田氏は、故井上ひさし氏に師事し、「演劇ユニットてがみ座」全公演の戯曲を手がけるほか、外部から多数の依頼を受けて、次々に新作を発表。心の機微を見つめる繊細な言葉、丹念に織り上げられた構成で、スケールの大きな物語を描き出す筆力が注目されています。 
一方、文学座の新進気鋭の若手演出家・上村聡史は、鵜山仁(文学座/前新国立劇場演劇部門芸術監督)の演出助手を多数担当して腕を磨き、2015年には毎日芸術賞第17回千田是也賞、第22回読売演劇大賞最優秀演出家賞、演出作品「炎 アンサンディ」が第69回文化庁芸術祭演劇部門の大賞を受賞するなど、髙い評価を得ています。
若き実力派2人が初顔合わせし、近代日本演劇の礎を築いた坪内逍遙の物語を、ピッコロ劇団と共に創りあげます。
日本で初めてシェイクスピアの全訳に取り組み、近代日本演劇の礎を築いた偉大な演劇人として知られる坪内逍遙(早稲田大学教授、小説家。昭和10年没)。江戸から明治へ、急速な欧化主義とそれに反発する破壊的な国粋主義のはざまに立った逍遙の悩みは、現代日本が抱えるジレンマと共通しています。
新たな次代を切り拓く使命を果たしつつ、時代から100年早く生まれついてしまった逍遙の敗れた夢の残照から現代を照射します。

坪内逍遙=今仲 ひろし / 坪内セン、ほか= 森 万紀 / 島村抱月、ほか=山田 裕 / 松井須磨子、ほか=木全 晶子 /
狐馬琴・高田早苗=孫 高宏 / 江口奈津、ほか=小安 展子 / 小野田、ほか=笹嶋 正 /
山田清作、ほか=菅原 ゆうき / 東儀鉄笛、ほか=橘 義 / 坪内くに、ほか=野秋 裕香 /
平塚らいてう、ほか=平井 久美子 / 坪内士行、ほか=三坂 賢二郎 / 二葉亭四迷、ほか=吉村 祐樹 /

美術=乘峯 雅寛(文学座) / 照明=西川 佳孝(ハートス) / 音響=Alain Nouveau / 衣裳=伊藤 早苗 /
床山=石川勝一((株)丸善) / 音楽協力=橋本 剛 / 映像=浦島 啓 ((株)コローレ) /
映像オペレーター=眞山 直則 / 演出助手=中川 義文 / 舞台監督=鈴木田 竜二 / 制作助手=大段 満里子 /
演出部(ピッコロ劇団員)=亀井 妙子、政香 里沙、北村 侑也、木之下 由香、堀江 勇気 /
事務局担当=山本 由利子、貴田 雄介 / 制作統括=三砂 博 /

主催=兵庫県立尼崎青少年創造劇場
後援=早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、早稲田大学校友会大阪府支部、神戸早稲田倶楽部
大阪早稲田倶楽部、逍遥フォーラム実行委員会
 
2015年(平成27年)
9月30日(水)~10月4日(日) ピッコロシアター大ホール

平成27年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
第7回むりやり堺筋線演劇祭参加