兵庫県立ピッコロ劇団第42回公演 「日本三文オペラ」

原作=開高 健 脚本・演出=内藤 裕敬(南河内万歳一座)

 
   
■ ものがたり

現在の大阪城ホール周辺に、かつて日本最大の兵器工場・陸軍砲兵工廠があった。
しかし、昭和20年8月14日、終戦の前日、白昼のすさまじい空襲により壊滅。広大な敷地には大砲、戦車、鉄骨などの膨大な量の鉄が残された。
やがて朝鮮戦争が始まると、鉄の値段は急騰。鉄クズという名の宝物を捜しまわる連中がこの地に集まって来る。夜な夜なこの国有地に忍び込み、綿密な作戦と組織力を駆使して警察を尻目に国有財産である鉄を運び出しては、売りさばくドロボー集団。彼らは「アパッチ族」と呼ばれた。
腹をすかせて新世界界隈をうろついていたフクスケは、見知らぬ女に呼びとめられ、モツ丼をおごってもらったのと引き換えに、キム親分率いるアパッチ族の手伝いをすることになる。
そこは、名前も素性も知れない底辺に生きる人間たちが、肉体と異能を結集し、ただ「食べる」ためにがむしゃらに鉄クズにへばりつく、醜悪なエネルギーに満ちた世界だった。
やがて、大きな獲物をめぐって情報が錯綜し始め、それぞれの欲望と不信感が渦巻く中、組織の統制は崩壊していく。



フクスケ=堀江 勇気(尼崎ロマンポルノ) / キム=孫 高宏(ピッコロ劇団) /
キムの女房=今井 佐知子(ピッコロ劇団) /
トクヤマ=荒谷 清水(南河内万歳一座) / トクヤマの女房=木全 晶子(ピッコロ劇団) /
オオカワ=今仲 ひろし(ピッコロ劇団) / オオカワの女房=田中 よし子(ピッコロ劇団) /
マツザワ=森 好文(ピッコロ劇団) / マツザワの女房=樫村 千晶(ピッコロ劇団) /
笑い屋=池山 心(よしもとクリエイティブ・エージェンシー) / メッカチ=阪上 洋光(劇団いちびり一家) /
ラバ=太田 清伸 / タマ=原 竹志(ピッコロ劇団) / ゴン=福重 友(南河内万歳一座) /
オカマ=森田 真和(尼崎ロマンポルノ) / キチガイ(機動隊)=鈴村 貴彦(南河内万歳一座) /
ビッコ(機動隊)=穂積 恭平(ピッコロ劇団) / 腕無し(機動隊)=金久 寛章 /
つんぼ(機動隊)=吉村 祐樹(ピッコロ劇団) / 赤旗(機動隊)=岡田 力(ピッコロ劇団) /
無口で短気(機動隊)=鈴木 英之(劇団ひまわり) / シュン太郎=石本 伎市朗 /
シュン太郎の女房=亀井 妙子(ピッコロ劇団) / シュン太郎の息子=増井 友紀子(悲願華) /
捨て子=篠浦 ことえ(空間悠々劇的) / ババァ1=峯 素子(遊気舎) /
ババァ2=平井 久美子(ピッコロ劇団) / 種吉(機動隊)=加門 功 / 政(機動隊)=大塚 雄也(劇団演陣)
妊婦=森 万紀(ピッコロ劇団) / うどん屋=よしひろ /

サッチャン1=角 朝子(ピッコロ劇団) / サッチャン2=野秋 裕香(ピッコロ劇団) /
サッチャン3=吉江 麻樹(ピッコロ劇団) / サッチャン4=道幸 千紗(ピッコロ劇団) /

悪役アパッチ1(機動隊)=濱崎 大介(ピッコロ劇団) / 悪役アパッチ2(機動隊)=山口 満由(空間悠々劇的) /
悪役アパッチ3(機動隊)=竹内宏樹(空間悠々劇的) / 悪役アパッチ4(機動隊)=榎本 祐希(劇団ひまわり)/
アパッチ1(機動隊)=橘 義(ピッコロ劇団) / アパッチ2(機動隊)=こんどう けいいち(演劇集団ザ・ブロードキャストショウ) /
アパッチ3(機動隊)=北浦 剛士(南河内万歳一座) / アパッチ4(機動隊)=谷奥 弘貢(南河内万歳一座) /

美術=加藤 登美子 / 照明=皿袋 誠路((株)ピーエーシーウエスト)) / 音楽=藤田 辰也 /
音響=Alain Nouveau /
衣裳=中村 洋一(東京衣裳) / 舞台監督=鈴木田 竜二 / 演出助手=眞山 直則 / 制作助手=大段 満里子 /
演出部=髙家 礼子、政香 里沙 / 事務局担当=山本 由利子 / 

主催=兵庫県立尼崎青少年創造劇場・兵庫県・兵庫県立芸術文化センター

2012年(平成24年)
2月23日(木)~26日(日)兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
  
協力=NPO法人開高健記念会 大阪市立大学同窓会連絡会 西北活性化協議会
後援=サンテレビジョン