兵庫県立ピッコロ劇団第14回公演「雨かしら」

作・演出=内藤 裕敬

 
   
「奇跡の人」の上演を数日後に控えたある劇場の楽屋。そこに集うのは、俳優たちや演出家、スタッフ。どうやら稽古ははかどっていないらしい。いがみあう俳優たち。それをとりなそうとする演出家。

一方、あるごく普通の日本の家庭。父親は仕事に忙しく、給料を家にいれるだけの存在。母と子どもだけでわいわいと家族は営まれている。父親はいるのに、まるで母子家庭のようである。子どもを叱ってくれる父親はいない。家族のいろんな話をきいてくれる父親はいない。父親の存在は今の日本では幻想なのか・・・・。

劇の創作現場と、あるごく普通の家庭の情景が錯綜しながら展開していく中で、やがてコミュニケーションの成立が難しい今の日本の閉塞した人間関係が浮き彫りにされていく。



男1・アーサー・父=梁瀬 満 / 男2・演出家・電車の男・ケーティー・ヒゲの舞台監督・作家=瀬口 昌生 / 
男3・ジミー・息子=草光 純太 / 男4・制作=石本 興司 / 女1・サリバン先生・娘=和田 友紀 /
女2・ヘレン・母=土佐 倫代 / 女3・衣裳=谷山 佐知子 /
若手1=今井 亜紀 / 若手2=吉江 麻樹 / 若手3=本岡 銀子 /

美術=加藤 登美子 / 照明=西山 茂 / 音楽=藤田 辰也 / 音響=金子 進一 / 舞台監督=村上 浩 /
演出助手=桑原 和彦 /
大道具製作=(株)つむら工芸 / 衣裳協力=東京衣裳(株) / 宣伝美術=中野 仁人 /

主催=兵庫県立尼崎青少年創造劇場

2001年(平成13年) 
6月6日~10日 ピッコロシアター大ホール

平成13年度芸術文化振興基金助成事業