兵庫県立ピッコロ劇団第8回公演「モモだろう?」

 作・演出=秋浜 悟史

 
   
年老いた男・ジジ。
彼は破滅的な劇作家だった。書いても書いても書ききれない戯曲『桃太郎』と悪戦苦闘している。

芝居はためにならなければ、面白くなければ、と悩みいらだち落ち込むジジ―。

ジジを支えるのはまぼろしの女優・モモ、もも、桃、MOMOという多面体?本名ではない。エンデの『モモ』が日本に紹介された、もう昔だと思える頃、それを芝居にしようとしていた小劇団があった。モモ・・・・はその主役に目された女優のニックネームだ。

ジジは妄想の中、猿飛佐助が八犬士が、生まれながらにギシを持つ白衣の傷痍軍人・キジが、灰色の鬼たちが桃太郎物語の中で交錯する。

男と女は見つめ合う、どちらからともなく語り合う「また会うさ、あなたの夢の中で―」と。

 
ジジ=伊藤 惣一(フリー) / アッパ=木全 晶子 / ギシ=高橋 健二※1 / 猿飛佐助=石本 浩次 /
モモ=島崎 鮎美 / もも=谷山 佐知子 / 桃=平井 久美子 / MOMO=安達 朋子 /
犬塚信乃(孝)=土江 教子 / 犬川惣助(義)=隅谷 和哉 /
犬山道節(忠)=森 好文 / 犬飼現八(信)=瀬口 昌生 / 犬田小文吾(梯)=孫 高宏 /
犬村大角(礼)=福島 栄一 / 犬坂毛野(智)=和田 友紀 / 犬江親兵衛(仁)=梁瀬 満 /
桃太郎=土佐 倫代 /
※1 高→髙
※2 崎→﨑
 

 
美術=加藤 登美子 / 照明=大川 貴啓 / 音楽=氷見 嘉章 / 音響=宮崎 孝幸 / 舞踊=森田 守恒 /
殺陣=水木 真司 / 衣裳=加納 豊美 / 舞台監督=村上 浩 /
歌唱指導=乾 眞知子 / 演出助手=宮崎 道子(※2) /照明操作=大川 貴啓 / 音響操作=宮崎 孝幸 /
大道具製作=(株)つむら工芸 / アトリエ・ディグ / 小道具=(株)高津商会 /
宣伝美術原画=田中 徳喜 / 協力=(有)オフィスMIZUKI /
※2 崎→﨑
 
主催=兵庫県立尼崎青少年創造劇場
  
1998年(平成10年)
6月2日~7日  ピッコロシアター大ホール
 

平成10年度芸術文化振興基金助成事業